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マイラーズ!

本業は大手外資系企業の管理職。ビジネス企画を主軸に商品&サービス開発・マーケティング・運用に横断で携わっております。仕事で培ったスキルを陸マイラー活動に活かしたところ、短期で想定外のとてつもない成果をあげることができました。その成果によりほとんどコストをかけずにゴージャスな旅を楽しんでおります。このノウハウを少しでも読者の皆様に還元したいと思い、当ブログを運営しております。

SPGアメックスカード、マリオット系列宿泊ではマイル還元率7%を超えることが判明

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SPGアメックスカードのキャンペーン期間中のマイル還元率

当ブログで「イチ推し」のスターウッド・プリファード・ゲスト・アメリカン・エキスプレス・カード。略してSPGアメックスですが、先日掲載した記事では、2016年11月15日から一年間続くキャンペーンにより、SPG系列のホテル滞在で約6%のマイル還元率が実現されることをご報告いたしました。

この試算はマイルに交換した際の「マイル還元率」です。マイルの価値は利用方法により変動しますが、例えばANAの場合、特典航空券と交換した場合に得られる価値はおよそ「1マイル=約2円」になるとも言えます。ANAの上級会員(ブロンズステータス以上)であれば、「1マイル=1.7スカイコイン」に交換することができます。1コインは1円の価値と定義されているので、この場合は「1マイル=1.7円」と算出されます。

もしバイマイル(マイルの現金購入)でANAのマイルを「1マイル=1円」で購入できるなら、私ならたっぷり購入します。

なのでSPGアメックスカードでSPG系列のホテル滞在による「マイル還元率約6%」というのは、かなり大きな還元率であると言えるのです。

マリオット系列滞在ではさらに大きなマイル還元率だった

しかしここで私は疑問を持ちました。SPGのゴールド会員とマリオットのゴールドエリート会員では、ポイント還元のルールが異なります。そこでSPGアメックスをマリオット系列で滞在した場合のマイル還元率を算出してみました。

 まずそれぞれのゴールド会員の滞在特典ポイントを確認してみます。

SPG 宿泊の支払い1米ドルごとに3ポイント獲得
マリオット 滞在で獲得できるポイントに25%のボーナスポイント獲得

上記はマリオット公式のゴールドエリート特典から引用したものですが、この表記だけではマリオットに宿泊した際に得られるポイントは分かりません。そこでマリオットの宿泊ポイントの提供ルールを確認してみましょう。

マリオット公式サイトによると、マリオットの一般会員として得られる宿泊ポイントは「1米ドルで10ポイント」とのことでした。なおポイント付与ルールはホテルブランドによって若干異なります。詳しくは以下URLをご参照ください。

マリオット・ホテルでリワードを獲得

ん?ということはマリオット系列ではゴールドエリート会員として宿泊した場合、「1米ドルごとに10ポイント+25%のボーナスポイントを獲得」ということになります。これ、SPG系列の「1米ドルごとに3ポイント獲得」よりずっと条件良くないですか?マリオットとSPGのポイントは「3マリオット:1SPG」で交換することができます。

むむ?これはマリオットの一般会員で得られるポイントでもSPGに交換した場合でも、SPGゴールド会員より還元率が高くなるではないですか。マリオットのゴールドエリート会員ではさらに25%のボーナスポイントが付与されます。

うーん、これはマリオット側でも計算する必要があるようですね。仮に2万円で宿泊した場合、どのようになるかをシミュレーションしてみましょう。

 利用金額

ドル変換

Marriott RewordsSPG StarPointカード利用StarPoint獲得StarPoint合計マイルマイル還元率
SPG 20,000 182   546 400 946 1,183 5.9%

Marriott

20,000 182 2,275 758 400 1,158 1,448 7.2%

ドル変換は現在の為替レート110円で試算してみました。その結果、マリオット系列で宿泊した際のマイル還元率は7.2%となりました!2万円の宿泊で1,448マイル相当が獲得できるってかなり高い還元率ではないでしょうか。

SPGとマリオットのゴールド会員でなぜ差が出るのか

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 以前の記事では、スターウッドがマリオットに買収されたことにより、マリオットの会員システムである「マリオット リワード」と、スターウッドの会員システム「SPG」とでステータスマッチ(会員グレードの共通化)が即時行えるようになったことをお伝えしております。

そしてこの2つの会員システムでゴールド会員になる条件は異なっており、マリオットのゴールド会員になるほうが条件が厳しいこともお伝えしました。SPGのゴールド会員の条件である25泊に対し、マリオットのゴールド会員は50泊も宿泊する必要があります。

つまり、マリオットのゴールド会員はSPGのゴールド会員より価値が高い、と言えるのです。この差は、ポイントだけでなく他の特典にも差が出ております。

 SPGマリオット
レイトチェックアウト 午後4時まで 午後4時まで
お部屋のアップグレード あり あり
ラウンジの利用/無料の朝食 なし あり

 そう、マリオット ゴールド会員にはSPGゴールド会員には無い「ラウンジの利用/無料の朝食」が特典として提供されるのです。

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SPGは宿泊がゼロでも、SPGアメックスカードを保有するだけでゴールド会員になることができます。そしてマリオットとステータスマッチを行うことにより、マリオット ゴールドエリート会員になることができ、この2つの「会員システムのずれ」を美味しく享受することができるのです。

「ソラチカカード」もメトロポイントとANAマイルの交換レートのずれを利用してマイルを大きく貯めることができるからこそ、陸マイラー必携と言われております。

このSPGアメックスカードはまさに「ホテル界のソラチカカード」と言えるでしょう。

なお、マリオットとスターウッドの合併により、マリオット リワードとSPGは2018年に新しい統一プログラムに変わることがすでにアナウンスされております。このような美味しい差を楽しめるのは会員プログラム統一時までだけかもしれませんし、今のうちに持っておくことによって2018年の会員プログラム統一時に何らかの対応を期待するのもありかもしれません。SPGアメックスカードのポイント2倍キャンペーンも2017年11月15日までです。

SPGアメックスカード、これは旅好きにとって、もはや持たなきゃ損どころではありません。「早く持たなきゃ損」のカードのようです。

まとめ

  • SPGアメックスカードのマリオット系列宿泊はマイル還元率7.2%(2017年11月15日までのキャンペーン適用により)
  • SPGとマリオットのゴールド会員の特典は差があり、マリオットのほうがメリットが高い
  • SPGとマリオットの会員プログラムは2018年に統一される予定
  • 美味しい差を享受できるのは今から2018年の統一時までかもしれない