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マリオットとSPGの8月統合後のメリット・デメリットを完全解説

Marriott International announcement loyalty program merger

マリオット・インターナショナルより、ホテル会員プログラム「マリオット リワード」と「スターウッド・プリファード・ゲスト(SPG)」を統合した新プログラムに関する内容が発表されました。

2018年8月の統合直前となった現在、マリオット・SPG系列全ホテルのカテゴリーが公開されるなど、ほぼ全ての情報が出揃いました。

本記事では、これまでに順次発表されてきた内容について分かりやすく整理し、そのメリットとデメリット、さらに統合に向けお得に予約・宿泊する方法などを詳しく解説していきます。

マリオット リワードとSPGの統合までの経緯

2016年9月、世界的なホテルグループ、マリオット・インターナショナルは、スターウッド・ホテル&リゾートの買収に成功し、現在、6,500棟を超えるホテルを127ヶ国に展開する世界最大のホテル企業となりました。

マリオットリワードとザ・リッツ・カールトン・リワードとSPGのロゴ

もともとマリオット・インターナショナルは、「マリオット リワード」と「ザ・リッツ・カールトン・リワード」という2つの会員プログラムを持っておりましたが、2社の合併によりスターウッドの「SPG」も配下となりました。

さらに企業合併と同時にマリオット リワードとSPGとのリンクによる連携サービスが発表され、会員ステータスの同一化(ステータスマッチ)や、ポイントの即時相互交換などが可能になりました。その結果、所有価値が急上昇したクレジットカード「SPGアメックス」の人気が爆発的に上昇するなど、買収劇以降、さまざまなブームが巻き起こりました。

マリオット・インターナショナルは、合併直後から、マリオット リワードとSPGを統合し新しい統合プログラムを2018年に誕生させる見込みであることを発表していました。

統合されたマリオット新プログラムの概要

マリオットリワードの新プログラム紹介画面

まずは、リワード(マリオット リワードとザ・リッツ・カールトン・リワード)SPGの3つの会員プログラムが統合された「新プログラム」について、押さえるべき要点を概要としてまとめました。(ライフタイムエリート会員については対象読者が限定的と考え割愛しています。)

統合された新プログラム

  • 現在、リワードとSPGで別々に提供している会員プログラムが、統合された1つの新プログラムとして提供される。
  • 29ブランドと約6,500以上のホテルを1つの新プログラムで利用することができる。

新プログラムのスケジュール

  • 新プログラムは8月1日より開始される。
  • 新プログラムの名称は2019年初旬に発表される。

新プログラムでのアカウントの扱い

  • リワードとSPGのアカウントは、1つのアカウントに統合される。
  • アカウントの統合により、会員プロフィールは1つになる。
  • リワードとSPGで別管理だったポイントと宿泊実績が合算される。
  • 1つのアカウントでログインし、全てのホテルの宿泊予約やポイント利用が可能となる。
POINT

リワードとSPGは1つのアカウントで予約もポイント利用も宿泊実績も統一化され、シームレスに利用することができる。

新プログラムでのポイントの扱い

  • 現リワードのポイントが新プログラムのポイントとなる。
  • スターポイントは廃止となる。
  • スターポイントは統合時に1:3のレートで新プログラムのポイントに交換される。

新プログラムが提供する会員ステータス

  • 新プログラムは5つのレベルのエリート資格が提供される。
  • プラチナプレミアエリート、プラチナプレミアエリート アンバサダーの2つのエリート資格が新設される。
  • エリート資格は年間の宿泊数によって決定される。
  • 滞在数による条件は廃止となる。(ただし2018年内は現SPG会員のみ、SPGブランド限定で滞在数に基づいた資格の獲得も可能)
  • 新プログラムのエリート資格と獲得条件は以下の通り。
    エリート会員資格 獲得に必要な宿泊数
    シルバーエリート 10〜24泊/年
    ゴールドエリート 25〜49泊/年
    プラチナエリート 50〜74泊/年
    プラチナプレミアエリート(NEW) 75〜99泊/年
    プラチナプレミアエリート アンバサダー(NEW) 100泊以上/年
POINT

プラチナプレミアエリート(+アンバサダー)が新設。獲得条件は宿泊数のみで決定。

現リワード/SPGから新プログラムへの会員ステータス移行

  • 2018年8月より提供されるエリート資格は、現在の会員資格および2018年1月から8月までの宿泊数によって決定される。現在の会員プログラムからの移行条件は以下の通り。
    新プログラムで移行できるエリート資格 リワード SPG
    シルバーエリート 10〜24泊達成のシルバーエリート 10〜24泊達成のプリファードゲスト
    - コーポレートプリファードゲスト
    - プリファードゲストプラス
    ゴールドエリート 25〜49泊達成のシルバーエリート ゴールドプリファードゲスト
    プラチナエリート ゴールドエリート プラチナプリファードゲスト
    - プラチナプリファードゲスト 50 nights
    プラチナプレミアエリート プラチナエリート プラチナプリファードゲスト 75 nights
    プラチナプレミアエリート アンバサダー 100泊+対象となる利用金額2万米ドルのプラチナエリート プラチナプリファードゲスト 100 nights
POINT

新プログラム移行により、SPGのゴールド会員はゴールドエリート、リワードのゴールドエリートはプラチナエリートになる。

新プログラムが提供するエリート資格別特典

  • エリート資格別の主な特典は以下の通り(主要な特典のみ記載)
    エリート資格 ポイントボーナス レイトチェックアウト 朝食 ラウンジアクセス アップグレード
    シルバーエリート 10% - - -
    ゴールドエリート 25% ○(14時まで) - -
    プラチナエリート 50% ○(16時まで) ○(ウェルカムギフトとして) ○(スイートを含む)
    プラチナプレミアエリート 75% ○(16時まで) ○(ウェルカムギフトとして) ○(スイートを含む)
    プラチナプレミアエリート アンバサダー 75% ○(16時まで) ○(ウェルカムギフトとして)

    ○(スイートを含む)

  • プラチナエリート以上で提供されるウェルカムギフトは、ポイント・朝食・アメニティのいずれかの選択となる。
  • スイート宿泊特典として、プラチナエリートに5泊分、プラチナプレミアエリートに追加5泊分(計10泊分)提供される。
  • プラチナプレミアエリート アンバサダーには、アンバサダーサービスと24時間宿泊可能なYour24が提供される。
POINT

ゴールドエリートの特典から朝食とラウンジアクセスがなくなり、レイトチェックアウトは14時までとなる。

ポイントの獲得について

  • ホテル宿泊での獲得ポイントは、1米ドルあたり10ポイントとなる(一部例外あり)。
  • 客室料金のほか、部屋付けできる料金に対してもポイント獲得対象となる。

ポイントのマイル交換について

  • ポイントは40社以上の航空会社のマイレージプログラムのマイルに交換できる。
  • ポイントのマイルへの交換レートは「3ポイント:1マイル」
  • マイル交換時、60,000ポイントごとに15,000ボーナスポイントが追加され、合計25,000マイルが獲得できる。
POINT

SPGの大きなメリットだったポイントのマイル交換特典は新プログラムでも提供。SPG同様、ボーナスポイントで1.25倍のマイルに交換することも可能。

ポイントによる無料宿泊について

  • 貯めたポイントによる無料宿泊は、8つのカテゴリーと3つのシーズンによる新しいチャートで提供される。
    カテゴリー

    スタンダード
    (8月1日有効)

    オフピーク
    (2019年予定)

    ピーク
    (2019年予定)

    1 7,500 5,000 10,000
    2 12,500 10,000 15,000
    3 17,500 15,000 20,000
    4 25,000 20,000 30,000
    5 35,000 30,000 40,000
    6 50,000 40,000 60,000
    7 60,000 50,000 70,000

    8(2019年予定)

    85,000 70,000 100,000
  • 無料宿泊で必要なポイント数が分かる各ホテルの新カテゴリーは次項で詳しく解説
  • カテゴリー8とオフピーク・ピークは2019年上旬より導入される(2019年1月末日までは適用されない)。
  • 無料宿泊特典の除外日はない。
  • ポイントと現金の組み合わせによる「キャッシュ+ポイント」での宿泊も可能。
  • 4泊分のポイントで5泊滞在が可能。
  • ポイントを使ってスイートなどのアップグレードが可能。
POINT

ポイントによる無料宿泊で必要なポイントは、1〜8までのカテゴリーと、3つのシーズンのチャートによって決まる。

また、統合前から2019年1月末日までの新プログラム移行期の無料宿泊は以下のルールが適用されます。

  • 統合後の予約には、新たな無料宿泊の必要ポイントレートが適用される。
  • 統合前に予約した無料宿泊は、現在の必要ポイントレートが適用される。
  • カテゴリー8のホテルは、2019年1月末日までカテゴリー7のスタンダード・レートで無料宿泊ができる。
  • 2019年1月末日まではスタンダード・レートのみとなる。
POINT

2019年1月末日まではカテゴリー8の高級ホテルがカテゴリー7の6万ポイントで泊まることができ、とてもお得になる。

マリオット新プログラムの新カテゴリーが発表(2018年6月30日最新版)

マリオット新プログラムの新カテゴリーが発表

2018年6月29日、マリオットの新プログラム情報サイトより2018年8月の統合後に適用される全てのホテルの新たなカテゴリーが発表されました。

マリオット・SPG系列の各ホテルで無料宿泊をするために必要なポイント数はこちらのページで公開されております。

この発表によって、国内ホテルのカテゴリーがどのようになったのか、そしてお得に予約や宿泊をするにはどうすべきかを解説していきます。

国内マリオット・SPG系列ホテルの新カテゴリーと必要ポイント一覧

国内のマリオット・SPG系列の全ホテルの無料宿泊で必要なポイント数は以下の通りになりました。「増減」の列は現在のプログラムとの差を記載しており、赤は必要ポイントが増えるホテル青は必要ポイントが減るホテルとなっております。

ホテル名をクリックすると各ホテルの公式予約サイトを表示することができます。

ホテル名 新カテゴリー 必要ポイント数 増減
ザ・リッツ・カールトン京都 8 85,000 +15,000
ザ・リッツ・カールトン大阪 7 60,000 +10,000
ザ・リッツ・カールトン東京 8 85,000 +15,000
ザ・リッツ・カールトン沖縄 7 60,000 0
軽井沢マリオットホテル 5 35,000 0
オキナワ マリオット リゾート&スパ 6 50,000 +10,000
名古屋マリオットアソシアホテル 5 35,000 +5,000
ルネッサンス・リゾート・ナルト 5 35,000 0
ルネッサンス・オキナワ・リゾート 6 50,000 +10,000
コートヤード新大阪ステーション 5 35,000 0
大阪マリオット都ホテル 6 50,000 +10,000
モクシー大阪本町 5 35,000 0
琵琶湖マリオット・ホテル 5 35,000 0
伊豆マリオットホテル修善寺 5 35,000 0
ザ・プリンス さくらタワー東京 オートグラフコレクション 6 50,000 +10,000
コートヤード・マリオット銀座東武ホテル 5 35,000 0
コートヤード・バイ・マリオット 東京ステーション 5 35,000 -5,000
東京マリオットホテル 5 35,000 +10,000
モクシー東京錦糸町 5 35,000 0
南紀白浜マリオットホテル 5 35,000 0
富士マリオット・ホテル山中湖 5 35,000 0
ウェスティン都ホテル京都 5 35,000 -1,000
翠嵐ラグジュアリーコレクション ホテル 京都 8 85,000 -5,000
キロロ トリビュートポートフォリオホテル 北海道 5 35,000 +5,000
ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町 ラグジュアリーコレクション ホテル 8 85,000 -5,000
シェラトン沖縄サンマリーナリゾート 6 50,000 -10,000
ウェスティンホテル大阪 5 35,000 -1,000
シェラトン都ホテル大阪 5 35,000 +5,000
セントレジスホテル大阪 8 85,000 -5,000
シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート 5 35,000 -1,000
シェラトングランドホテル広島 5 35,000 -1,000
シェラトン都ホテル東京 6 50,000 +14,000
ウェスティンホテル東京 6 50,000 -10,000
神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズ 5 35,000 +5,000
ウェスティン ルスツリゾート 7 60,000 0
ウェスティンホテル仙台 5 35,000 -1,000
シェラトン北海道キロロリゾート 5 35,000 -1,000
フォーポイントバイシェラトン函館 4 25,000 -5,000
横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ 5 35,000 -1,000
シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル 6 50,000 -10,000
ウェスティンホテル淡路リゾート&コンファレンス 5 35,000 +5,000

今回の発表によって国内の41軒あるホテルのうち、無料宿泊で必要ポイントが増えるホテルは14軒減るホテルは15軒、変動なしが12軒となりました。

現マリオット系列は増える傾向に、現SPG系列は減る傾向にあるようですが、全体的には納得感のあるカテゴリー設定となりました。

よりお得に宿泊するためのテクニック

この発表を受け、よりお得に宿泊するために以下の対応がお勧めとなります。

  • 必要ポイントが増えるホテルは統合前に予約する。
  • 必要ポイントが減るホテルは統合後に予約する。
  • カテゴリー8のホテルは統合後に予約し2019年1月末日までに宿泊する。
    無料宿泊で必要なポイントが通常8.5万ポイントのところ、6万ポイントで無料宿泊が可能。2.5万ポイントもお得になる。

なお、カテゴリー8のホテルは以下の5軒になります。

  • ザ・リッツ・カールトン京都
  • ザ・リッツ・カールトン東京
  • 翠嵐ラグジュアリーコレクション ホテル京都
  • ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町 ラグジュアリーコレクションホテル
  • セントレジスホテル大阪

この5つの高級ホテルは2019年1月末日まで、繁盛期に関わらず6万ポイントで宿泊できるので、ぜひポイントを貯めて無料宿泊をしてみてはいかがでしょうか。

POINT

必要ポイントが増えるホテルは統合前に、減るホテルは統合後に予約。狙い目はカテゴリー8の2019年1月末日までの宿泊。翠嵐京都などの高級ホテルが超お得に泊まれるチャンス!

マリオット新プログラムのメリット

これまで発表された新プログラムの概要を確認した上で、当サイト独自の視点で現在のプログラムから比較してメリットとデメリットを挙げていきます。まず新プログラムメリットは以下の通りです。

  • 1つのサイトやアプリ、デスクで利用することができる。
  • リワードとSPGとの間でポイントの移行をする必要がなくなる。
  • 宿泊実績がリワードとSPGで合算され、上位の会員ステータス獲得に向けた実績の積み上げがしやすくなる。
  • 宿泊実績は宿泊数のみでのカウントとなり、連泊でも数を稼げるようになる。
  • エリート獲得条件は、現リワードと比較するとゴールドエリート50泊から25泊へ、プラチナエリート75泊から50泊へ条件が下げられている。
  • SPGで人気だったフレキシブルなマイルへのポイント交換は健在で、交換比率も1.25倍を継承。
  • スターポイントは1:3のレートで新プログラムのポイントに交換される。スターポイントの高い価値を維持しながら新プログラムへの移行が可能。
  • リワードでプラチナエリートを獲得した会員は、新プログラムでプラチナプレミアエリートが獲得できる。
  • 従来、未開示の招待制だったプラチナプレミアエリートが、条件クリアにより取得できるようになる。
  • ポイントによる無料宿泊で、2019年1月末日まではカテゴリー8の最上級ホテルであっても、カテゴリー7のスタンダード・レートでお得に宿泊することができる。
POINT

統合により会員プログラムの利便性が格段に向上し、フレキシブルなマイル交換も継承。上位会員ステータスも獲得しやすくなった。

マリオット新プログラムのデメリット

続いて新プログラムのデメリットです。メリットと比較してデメリットの数は多くありません。

  • ゴールドエリートの特典から朝食とラウンジアクセスがなくなり、レイトチェックアウトも14時までに短縮されている。
  • プラチナエリートとして獲得できるウェルカムギフトに朝食が含まれたため、両方を獲得することができなくなった。
  • 50nightsで獲得できるスイート宿泊特典が、10泊分から5泊分に減っている。
  • Your24の獲得はSPGに比べて条件がさらに厳しくなった。
POINT

ゴールドエリートの朝食とラウンジアクセスがなくなったのは残念だが、ゴールドエリートの獲得条件が下がったことから止むを得ないと考えられる。

マリオット新プログラムでの不明点

今回の発表内容には含まれていなかったものの、新プログラムに移行する上で気になる不明な点を挙げます。

  • プラチナチャレンジで獲得した会員ステータスから新プログラムへの移行基準
    プラチナチャレンジで獲得したリワードのプラチナエリートであれば、新プログラムではプラチナプレミアエリートになるはずであるが、実際にこのような移行が可能かどうかは不明。
POINT

プラチナチャレンジで獲得したプラチナエリートが、新プログラムでどのような会員ステータスになるかは現在不明。

統合でSPGアメックスカードはこうなる

SPGアメックスの新プログラム特典変更

日本のSPGアメックスカードですが、アメックスより新プログラムへの移行に伴う特典改定の案内が発表されています。これによると、2018年8月1日よりSPGアメックスで提供されるオリジナル特典の変更内容は以下の通りです。

オリジナル特典 現在 2018年8月1日より
ゴールド会員資格 提供 提供
カード継続時の無料宿泊特典(一部対象外のホテルあり) SPGのみ対象 マリオット リワード参加ホテルも対象
カード継続時のエリート会員資格取得用クレジット 2滞在5宿泊分 5宿泊分
ショッピングで付与されるポイント 100円につき1スターポイント 100円につき3ポイント
ホテル内直営レストランでの15%オフ 提供 提供

重要な点として、ゴールド会員資格の提供は変更ありません

新プログラムへの移行後は、SPGのホテルのみだった無料宿泊特典の対象が、現リワードも対象となります。ただし現時点では無料宿泊特典の対象となるホテルのカテゴリーは不明です。

エリート会員資格取得用クレジットは、新プログラムで滞在がエリート資格獲得条件から外れるため、5宿泊分のみとなります。

またショッピングで獲得できるポイントは100円につき3ポイントとなりますが、これは従来の1スターポイントと等価です。

アメックスの発表では、新プログラム移行においてSPGアメックスが提供する特典自体にはデメリットは無く、無料宿泊特典の対象が広がるというメリットが追加されます。

統合後、SPGアメックスで獲得できるエリート資格

ではSPGアメックスの入会で獲得したゴールド会員資格は、2018年8月1日以降、どのようなエリート資格が提供されるのでしょうか。

もう一度、マリオット・インターナショナルから発表があった、現在の会員の移行条件でSPGアメックスに関する部分を抜粋して見てみましょう。

新プログラム リワード SPG
ゴールドエリート 25〜49泊達成のシルバーエリート ゴールドプリファードゲスト
プラチナエリート ゴールドエリート プラチナプリファードゲスト

SPGアメックスの会員にはSPGのゴールドプリファードゲストという会員資格が提供されますので、新プログラムではゴールドエリートが提供される、と読み取れます。

しかし、SPGとリワードは現在リンクによるステータスマッチが行えますので、リワードはゴールドエリートを取得していることになり、新プログラムではプラチナエリートが提供される、とも読み取れます。

この件について2018年5月10日、マリオット リワードより明確な情報が開示されました。マリオット リワード新プログラム情報サイトのこのページに、以下の画像の赤枠の部分が追記されました。

マリオット リワードのステータス移行に関する新たな追記

この赤枠には、訳すと「以下のチャート(リワードエリート移行条件チャート)は、SPGゴールド会員およびSPGプラチナ会員がリンクとステータスマッチで獲得したリワードエリートには適用されない。SPGエリートステータスのチャートを見るように」と記載されております。つまり、リンクで獲得したリワードエリートは、新プログラムの移行条件の対象外であることを明確にしております。

この追加情報により結論として、新プログラムでSPGアメックス会員が特典で獲得できる資格はゴールドエリートであることが確定しました。

本記事ではマリオット リワードの公式Twitterアカウントの回答を引用し、SPGアメックスの会員特典で獲得できるのはゴールドエリートでほぼ間違いない、と記載しておりましたが、それが確定したことになります。

POINT

統合後、SPGアメックスの会員特典で獲得できるエリート資格は、朝食とラウンジアクセスが付かないゴールドエリートである。

SPGアメックスカードのお得な入会方法は以下の完全ガイドで解説しております。

総評

マリオットのリワードとSPGの統合ですが、これまでの発表によって新プログラムの全貌がほぼ明らかになりました。

この新プログラムより、ゴールドエリートの一部の特典のように、買収によって発生したリワードとSPGとの制度のずれによるメリットも解消されてしまいました。特にSPGアメックスの会員には統合後ゴールドエリートが提供されるため、朝食やラウンジアクセスができなくなります。

一方、あらためて新プログラムの内容を俯瞰して全体的に見てみると、宿泊を重ねる顧客に対して適切に特典を提供する内容となっており、個人的には公平感があり特典が豊富な優れた会員プログラムに仕上がっていると思います。マリオットを愛用する顧客に対して、バランスよくお得な特典が提供されるように設計されているのは秀悦です。

また、SPGの特典の大きな売りのひとつであったポイントからマイルへの移行は、そのまま残された形で導入されています。ポイント無料宿泊も、まだ詳細はわかりませんが、オフピークはより割安に、ピークではより予約しやすくなるのではと期待できます。スターポイントも統合時に現状と同じ比率で交換されるため、統合によってその高い価値は減ることがなく、貯めてきたスターポイントはこれまで通りお得に高級ホテルなどに宿泊で利用することができるのではないでしょうか。

追って発表された新たなホテル・カテゴリーは、調整レベルで大きな変更もなく、さらに2018年内はカテゴリー8の最高級ホテルがカテゴリー7のポイント数で無料宿泊できるなど、とても嬉しいサプライズもあります。

バランスと使いやすさがとてもよくなった新プログラム。新たな上位エリート資格も新設されましたので、取得に向けてワクワクしてきました。私は今後もマリオット&ザ・リッツ・カールトン&SPGのファンの一人として、新プログラムでも存分にホテルライフを楽しませていただくつもりです。

POINT 買収によって発生した制度のずれによるメリットは消滅。しかし豊富な特典とバランス、使いやすさがアップし、さらにホテルライフが楽しめる新プログラムにこれからも期待。

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